【高校古文】接続助詞って何?接続の覚え方と用法を徹底解説

古文を勉強していると、「接続助詞」が出てきます。実は、接続助詞が読めるようになると文章の意味が鮮明にわかるようになります。

しかし、

「種類がいっぱいあって覚えられない。」「意味が長くて覚えられない。」

そんな悩みを抱えている高校生も多いのではないでしょうか。

本記事では接続助詞とは何なのか、徹底解説した上で、効果的な覚え方を紹介します。ぜひ参考にしてください。

助詞って何?

最初に、助詞について解説します。

助詞とは、「言葉に意味を付け加える語」、「語と語の関係を示す語」です。

助詞は必ず他の語(名詞、動詞、形容詞など)に付属して現れます。

助詞と助動詞の違いは、活用するか、しないか、です。

助詞は活用しません。活用とは、後につながる語の種類によって語尾が変化することです。

つまり助詞は変化しません。活用がないので、他の語に比べて覚えることが少ないです。

助詞にはこんな種類があります。

  • 係助詞 文の終わり方を決める助詞
  • 接続助詞 前後を繋げる助詞
  • 格助詞 体言や連体形につながる助詞
  • 副助詞 副詞のように意味を添える助詞
  • 終助詞 文末について意味を添える助詞

今回はこの中で接続助詞について解説していきます。

接続助詞って何?

接続助詞とは、読んで字のごとく、前後を接続する語のことです。付け加えるならば前の文と後の文をつなぐ語です。

現代語で考えると、「雨が降った。」「傘を差した。」という二つの文があるとします。

雨が降ったので傘を差した。

「ので」が、接続助詞にあたります。

メインの文「傘を差した。」のことを主節といいます。サブの文「雨が降った。」を従属節といいます。

つまり、

主節と従属節をつなぎ

主節と従属節の関係を表す

のが接続助詞です。

接続助詞の接続の覚え方

古文における接続とは、語によってどの活用形にくっつくか決まっていることです。

例えば、接続助詞「して」の接続は連用形なので、文の中で接続助詞「して」の上についている語は、必ず連用形だ、ということです。

接続助詞のオリジナル図解を見てください。

Screenshot

これを覚えるには替え歌がおすすめです。私は替え歌を数回口ずさんで完璧に覚えることに成功しました。

個人的には、爆風スランプさんの「Runner」という曲のサビの替え歌がおすすめです。

「走る〜走る〜俺たち〜」のリズムに合わせてこの歌詞を歌ってください。

已然 ば ど ども  

未然 で ば   

連用は て して つつ ながら

終止 と とも   

連体 を に が ものの ものを ものから

接続助詞の用法と意味

では、接続助詞ごとにどんな意味があるのか、整理していきましょう。これがわかることで文の中に出てきた接続助詞の意味を判断することができ、文を正確に読むことが可能になります。

・未然形+で 打消(〜ないで)

・連用形+つつ 反復(〜ては)同時進行(〜ながら)

・連用形+ながら 同時進行(〜ながら)逆接(〜ながらも・〜けれども)

【※応用 体言(助詞)+ながら 〜のまま・〜全部】

・終止形+とも・と 逆接仮定条件(〜ても)

・連体形+を・に 順接確定条件(〜ので・〜ところ・〜と) 逆接確定条件(〜のに・〜けれども・〜のだから)

・連体形+ものの・ものを・ものから 逆接確定条件  ※文中の「ものを」は逆接。文末の「ものを」は(逆接)詠嘆で終助詞ととる

・未然形+ば 順接仮定条件(〜ならば)

・已然形+ば 順接確定条件(〜ので・〜ところ・〜と)

・已然形+ど・ども 逆接確定条件 (〜けれども)

ここでは、覚えにくい意味を4つに分けて現代語で、解説します。確定仮定順接逆接の組み合わせがややこしいですね。

1 確定順接 暑いから水を飲む。

既に確定していること「暑い」 + 順接 「暑い」ことが「水を飲む」ことの原因、理由になっている。

 【連体形+を・に 已然形+ば】

2 確定逆接 子供ながら賢い。

既に確定していること「子供」 +  逆接 「子供」から予想される以外のことを言っている。

 【連体形+を・に 已然形+ど・ども 連体形+ものの・ものを・ものから】

3 仮定順接 話せ、わかる。

まだ行われていないこと「話す」 +  順接  「話す」ことが「わかる」ことの原因、理由になっている。

 【未然形+ば】

4 仮定逆接 走っても間に合わない。

まだ行われていないこと「走る」 + 逆接 「走る」から予想される以外のことを言っている。

 【終止形+とも・と】

覚えた後は実際に文の中にある接続助詞を読んでみましょう。

接続助詞の種類と意味を見分けるには、

1 接続助詞の上の語を見ます。

2 上の語の活用形が何なのか判断します。

3 語と接続の組み合わせによって意味を判断していきます。

4 それでも判断できない時は訳してみて文脈から意味を判断します。

最後に

助詞が読めると、文の意味がわかるようになり、古文を読むのが楽しくなります。本記事を参考にして、演習を積んでいきましょう。そうすれば、問題が解ける楽しさと、古文が読める楽しさを両方味わうことができるようになるでしょう。



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